山を制覇しよう!

前回は登っては間違い、登っては落ち、と制限時間内に登りきれなかったアットワの山。
今回は1人でチャレンジです。
まずは前回敵を倒した地点でアイテムを手に入れます。これが消えないうちに登らなければ!
地図サイトとにらめっこしつつ登り口を探します。
それっぽい場所を見つけ登ってみると、見覚えのある骨の橋に行き当たりました。
前回フレに連れてきてもらった時に渡った橋です。
骨の道を行ったり、消えないガスの場所では下に落ちて、と繰り返し、前回には見なかった地点までやってきました。
慎重に慎重に…。
ああああああ、慎重にやったつもりが滑り落ちてしまいました!!(>_<)
また初めからやり直し…。登り口は今や山の反対側です。うう、登り口まで行くのも大変だぁ(T-T)
なんとか気持ちを奮い起こし、また登り始めます。
アイテムの輝きが少し薄れ、否が応にも気持ちに焦りが出てきます。
さっき滑り落ちたところまでようやくたどり着いた時にふと、「実は道を間違えていて、さっきの場所はどうやってもすべり落ちる場所だったりして…」なんて考えが頭をよぎります。
ダメならダメでまた登ればいいよ!アイテムだって取りに行けばいいよ!そう自分を励まして、慎重に進みます。
…通れた!
どうやら道は合っていたようです。あとはひたすら落ちないように登っていくだけ。
あとちょっとなのに段差が邪魔をして頂上に行けないジレンマ。
ジグザグを登って行くと、ふっと視界が開けました。頂上です!
ちょうど夜になる頃で、沈む太陽、夕焼け、徐々に浮かび上がる星々、そして大きな月。
自分の他には誰もおらず、空も星も月も、下界の植物もモンスターも、見下ろす小高い丘も、何もかもが自分だけのためにあるような不思議な感覚になります。
はっと我に返り、頂上の大きなくぼみ(中がなにやら妖しく美しく輝いています)でアイテムを使い、目的の物を手に入れることができました。
世界の支配者になったような甘美な感覚に後ろ髪を惹かれる思いでアットワの山を後にしました。